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レイロドールHF102開発ストーリー
| 進化したピュアマットⅢ WF301開発ストーリー | ドクター市野の独白 ピュアマットⅡのできるまで… |

世界初のHDRスクリーン「レイロドール HF102」
開発責任者が語る進化のストーリー

株式会社オーエスエム 技術部 製品開発課 課長
栗山 秀仁

株式会社オーエスエム Webサイトはこちら

第1回 なぜピュアマットなのか 第2回 HDRスクリーンの開発課題 第3回 HDRスクリーンの技術解説
  映像技術の長足の進歩   方向は決まった。具体的に踏み出すには   なぜゲイン2.7なのか?その理由は
  スクリーンの開発課題とは     メーカー各社によるシュートアウト
      なぜHDR適合スクリーンとうたっているのか
      最後に
レイロドールはこうして生まれた。
HF102開発ストーリーを3回に分けて掲載いたします。

第3回 HDRスクリーンの技術解説

生地特性 明るい部分はゲインを高くすることで明るくなります。しかし単純なハイゲインスクリーンではホットスポットが出てしまい。光軸に近い部分とスクリーン周辺部では明るさに格段の差が出ます。そこに拡散型の性質をプラスしたことで、極端なゲインの落ち込みを防ぐことができます。

黒い部分は、隣り合う明るい部分との境界で、光の反射がまじりあう事をできるだけ防ぐ、言わば回帰型のような特性により、明るい部分に影響され難くより黒を表現できます。別の視点で言うと、明暗だけでなく、色の純度も高くなることを意味します。

この異なる反射特性の共存により、コントラスト比が上がり、しかも色の階調も非常に広くなり、広階調と名付ける所以となりました。全てのHDRプロジェクターのそれぞれの特性をそのまま結像することができるスクリーンになりました。

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なぜゲイン2.7なのか?その理由は

HF102 反射特性曲線 HF102はなぜゲイン2.7なのでしょうか? ゲイン=輝度を上げることは技術的には比較的簡単に出来ます。さらにプロジェクターのHDR機能を十分に引き出すためには高輝度が欲しい。とも言われます。しかし私たちはゲイン2.7で製品化しました。その理由はホットスポットを生じさせないで、スクリーンの端でも反射型並みの映像を楽しめる事。その限界点がゲイン2.7なのです。その結果、反射特性曲線のゲインの落ち込みには考えられないような、スクリーン全体の均一性が生まれたのです。

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メーカー各社によるシュートアウト

実にタイミングよく、メーカー3社のHDRプロジェクターによる、同一条件下でのシュートアウト用スクリーンとしてレイロドールが選ばれました。準備には半年以上もかかり、4回以上の関係者ミーティングをへて、2017年6月、120インチのレイロドールに、各社を代表するHDRプロジェクターから映像が放たれる瞬間が来ました。

まず4Kスクリーンの最高峰と自負するゲイン1.0のピュアマットⅢ Cinema (WF302)を使用したHDR技術解説の後、ゲイン2.7のHF101(レイロドールという名前はまだありませんでした)による映画コンテンツの上映です。その結果、各プロジェクターメーカーの皆様から頂いた共通の感想は「ハイゲインなのにホットスポットが見えず、HDR感が良く出るスクリーンだ」という言葉でした。

この結果を基に、量産品としてHF102がブラッシュアップされレイロドールが誕生しました。

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なぜHDR適合スクリーンとうたっているのか

よく言われる「対応」ではなく「適合」なのか?疑問に思われる方も多いことと思います。
4K対応のWF302は、既存のピュアマットの拡散型の性質を変えずに練り上げた製品で、2Kにももちろん対応するオールマイティなスクリーンであり、レイロドール(HF102)はHDRという規格に合わせ、HDRプロジェクターの特性を最大限に引き出すことを目的に特化して作りあげた製品だからです。

結果的に広階調型という全く新しい反射特性を獲得することができました。

レイロドールのネーミングも開発の想いを込めています。RESOLUSIONのREに日本語のIRODORUを重ねた造語です。深い彩りを生みだす解像力という意味を込めました。

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最後に

レイロドールは、ご注文をいただいてから一枚ずつコーティング作業を行うとても繊細な製品です。そのためコーティング材料の開発にとどまらず、コーティング装置による機械生産を採用しています。従来の人の手によって吹き付けを行う方法では、表面の状態をムラ無く均一に仕上げることは難易度が高く、職人の感覚や経験に委ねられる部分が多くなってしまいます。スクリーンの老舗メーカーとして、安定した品質のスクリーンを供給し続けることは重要なポイントで、結果的に、機械でコーティングする以外に方法はないとの結論になりました。

とは言え汎用のコーティング装置では対応できずコーティング装置の設計から始めることになりました。コーティングの機械化については、手作業による試作にて確立した条件を機械作業へ置き換える際の条件の再設定に苦慮しました。その結果、機械作業では手作業に比べ均一な加工ができるので、条件の微調整が必要なことはあらかじめ承知はしていても、想定以上に均一な加工ができるのには驚いています。均一に加工できることで、品質を安定することができ、機械化の工数低減に加え、コーティング材の使用量低減にも繋げることができており、価格の安定にもつなげることができると思っています。

ぜひ、世界で一つだけのあなたのHDRホームシアターのために、私どもの手塩にかけたレイロドールをご愛用ください。

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