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スクリーン生地の選び方

プロジェクタースクリーンはその種類を考える時に、光学的な特性、機構などの面から、その多様さに驚くことでしょう。
その特性を知ることにより、目的にあったスクリーンを選ぶことができます。
まず設置面から、幕面の後ろにプロジェクターを置くリアタイプ(透過型)と、幕面の前から光を当てるフロントタイプ(フロント投写型)に大きく分けられます。

フロントタイプスクリーン

映画館などを含め、多くの場合にフロント投写型のスクリーンが選ばれます。
フロントタイプのスクリーンは、プロジェクターから受けた光を、鑑賞する者のところに反射して映像を映し出します。
我々の身近にあるものでスクリーンを考えて見ます。表面に艶があるものや、鏡・光沢のある金属板等はスクリーンとして機能しません。映像が映らずにプロジェクターのレンズが眩しく見えるだけです。なぜでしょうか。
一方、画用紙、布、白っぽい壁、ホワイトボードなどは、無意識のうちにスクリーンの代用品として使用することがあります。私たちに白く見えるものは光を多く反射しており、スクリーンとしての特性を満たしていることになります。

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スクリーンの光学的性能は、大きく3つに分けて説明されます。

拡散型(マットスクリーン)WG/WF

拡散型ホワイトマットの反射特性イメージ

画用紙が近い特性を表します。文字通り拡散型のスクリーンは、幕面に当たった光を360度のおわん型の方向へ、偏り無く均一に拡散反射させるスクリーンです。このためスクリーンゲイン(※1最下段)は理論的にすべての方向で1、実際には0.9前後を示します。全ての基本になるスクリーンで、市場の約80%は、この拡散型です。
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回帰型(ビーズスクリーン)BS/BU

回帰型ビーズの反射特性イメージ

道路標識の光学的特性がこのタイプのスクリーンです。光が投写された方向に反射光を戻します。自分の車のヘッドライトで、ドライバーが標識を見やすいのはそのためです。道路標識と同じように光を戻す性質(回帰性)を作ったスクリーンです。光が収束されるため、スクリーンゲインは1.5~3と明るくなります。
プロジェクターの近辺で映像を鑑賞することが、このスクリーンの性能を生かした使い方になります。しかしプロジェクター光軸から左右に20~30°の角度を越えてからは、拡散型よりも暗くなることに注意してください。
製造工程で、ミクロン単位の細かなビーズを使用することからこの名があります。このスクリーンのもう一つの利点として、迷光(有害光※2 最下段)も同様に、光の来た方向に帰すため、映像に対する視聴者への影響が少なくなることです。
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反射型(パールスクリーン)PP

反射型パールの反射特性イメージ

曇った鏡をスクリーンに見立てれば、このタイプになります。鏡に光が反射するのと同様に投写された光の方向と逆側に反射するので反射型と言います。パール と言われるのは、幕面に印刷されるパール顔料の名前から取られました。プロジェクターと鑑賞者が入射角側と反射角側の関係にある場合には、このスクリーン の選択が有効となります。しかし平面性の維持の難しさや、プロジェクターの性能の向上により、近年はほとんど選ばれるシーンがなくなってきました。
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特殊な用途のスクリーン

シルバースクリーン SD

反射型の範疇に入るスクリーンですが、スクリーンゲイン(※1 最下段)が3以上と大きなゲインを持ち、視野角が極端に狭いため、現在は主に3D用のスクリーンとして利用されます。3D映像の右目用、左目用の2台のプロジェクターの偏光状態を維持するのに適したスクリーンです。
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ウルトラビーズ・プレミアムグレー BU202

生地記号からわかるようにビーズスクリーンですが、極小のビーズを使用しているために、幕面の風合いは、まるでマットスクリーンです。グレー顔料は、黒い 影などのアンダー部を締め、映像にメリハリを与えます。ビーズの持つ迷光に対する強さも兼ね備え、完全な暗室が作れず、映像が迷光の影響を受けるリビング シアターや、明るい会議室などの場合に、しっかりとした画像を映し出します。


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<BU202の視聴範囲>

(図1~3)はそれぞれ120V(4:3)型スクリーンサイズのBU202に映像を投写した場合の適正ゲインの範囲を表したものです。
ピンクで表した範囲は、映像を見やすいと言われるハーフゲイン内の範囲(5°ゲイン:1.515の約半分:0.758)です。

(図2)のように、プロジェクターをワゴンやテーブルなど「床置き」で使用する場合には、視聴範囲は最適な範囲内になります。

しかし天吊(図3)の場合には、視聴範囲がピンクの範囲内になるように、プロジェクターの高さを調整する必要があります。

(図1)は平面図ですが、視野角の狭いことにご注意ください。

<BU202はこんな環境に最適>

  1. 完全遮光が出来ない、間仕切りのみのミーティングスペース、リビング兼用のホームシアタールームなど。
  2. 多目的ホールなど、プロジェクターを床置きで設定している施設。
  3. 縦に長い会議室、視聴位置(部屋)が比較的狭いホームシアター。
図1 図2 床置きの場合 図3 天吊りの場合

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以上、幾つかのタイプに分けて説明しましたが、スクリーンが利用される映写環境・条件によってタイプを選択決定しましょう。オーエスのスクリーン生地は、拡散型だけでも7種を用意し、スクリーンの大きさ・予算・映し出す映像などにより、より良いスクリーン生地が選べるように工夫を重ねています。

本文中の用語

※1 スクリーンゲイン:特定の鑑賞方向に対する明るさ、反射特性です。標準白板と呼ばれる完全拡散板(酸化マグネシウムを焼き付けた純白板)に光を当てたときの輝度を1とした場合の、同一条件下でのスクリーン生地の輝度との比率を表しています。
※2 有害光(迷光):スクリーンに当たる映像以外の光。窓の外からの外光、照明の光、テレビの光など。有害光の中でも、スクリーンから跳ね返った映像の 光が家具やスピーカーなどに反射し、再びスクリーンに戻って来る光を迷光と言って別に表現する場合もあります。

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