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RoHS指令への取り組み

オーエスグループは2006年2月より、RoHS指令で禁じられる有害化学物質を使用しないための取り組みを、映写用スクリーンおよび周辺機器に付いてスタートさせました。
現在、ほとんどの主要製品について対応を完了しておりますが、環境対策プロジェクトの一環として引き続き取り組んでおります。

RoHS
※RoHS指令対応製品には上記マークがついています。

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RoHS指令に対応する難しさ

RoHS指令を一口で言うと、電子機器での鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、特定臭素難燃剤2種(PBBとPBDE)の「6物質を使うな」というシンプルなものです。これは日本での規制ではなく、EU(欧州連合)内の2006年7月に施行された法規制で、地球環境破壊や人の健康に害を及ぼす危険を最小化することを目的としています。ISO14001を取得しているオーエスグループも、スクリーンメーカーとしてはいち早く、サプライヤー(協力会社)の立場、メーカーの立場の両面から、今後の地球規模の環境への取り組みの一環として対応に踏み切ることになりました。

クロムネジ

しかし、「6物質を使うな」と言われても、小さい物ではネジ1本から対応をしなくてはいけません。手間がかかりコストも高くなってしまいます。弊社にも部品を供給してくれる多数のサプライヤーが存在します。全体的にRoHS対応の気運も高まっていればいいのですが、なかなか理解を得るのが難しい状況でした。代替品を探そうとすればサプライヤーから探さなければいけない状況になるのです。依頼した期限になっても、なかなか回収できない「化学物質含有調査」。「なぜ、このような調査を行うのか?」、「含まれているか含まれていないか、わからない」というような回答が多く、中には適当に記載して返答をするサプライヤーまでありました。
一方、社員も当初は、六価クロムは使用不可、三価クロムは使用可能と言っても、見た目もほとんど同じ部材がなぜだめなのかわからない状況でした。六価クロムのネジなどは、ホームセンターでは普通に販売をされています。今まで使っていた物が、見た目は同じなのに使用禁止というのはなかなか理解してもらえない状況でした。購入価格も高くなってしまうのになぜ変更するのか。「ここは日本で欧州ではないのだ」という声もありました。

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RoHS指令6物質はどのようなところに使用されてきたのか

私たちが今まで採用してきた「有害」といわれる物質を使ってきたのには、それぞれ優れた特性があり、それが理解を得るのを困難にする要因となっていました。

電気製品のはんだ付けとして使用され、比較的低い温度で溶けるため作業性が良く、周辺の電子部品に対して、温度による悪影響を与えにくい。
水銀 蛍光灯のガラス管内に封入されて発光に必要なものとなっている。
カドミウム 頻繁にスイッチをオン・オフさせるような接点部分の耐久性を高めたり、電線ケーブルの被膜を形成するための安定剤、着色剤として長年使われてきた。
六価クロム ネジ類などの錆止めに用いられてきた。表面に傷がついても傷口をふさいでくれる「自己修復性」があるため、品質の高い製品づくりには欠かせない物質。
特定臭素難燃剤2種
(PBBとPBDE)
パッキンやフィルターのプラスチック材料として秀でた特性を持っている。

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RoHS指令って何?

有害物質が人の体に入る流れ

このように書くと誤解されてはいけないので、RoHS指令の内容について少しばかり説明をします。RoHS(ロース)は「Restriction of the use of the certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment(電気電子機器の特定有害物質使用規制)」の略です。

RoHS指令で禁じられる有害化学物質とは、工場排水による水質汚染や、ばい煙などによる大気汚染のように住民に直接悪影響を及ぼすものとは少し違います。RoHS指令で言う有害化学物質とは、製品の一部に含まれるもので、製品の組成として使われてきたものです。製品を解体して内部の部品を直接口に入れるならともかく、通常使用している限り、消費者への影響は皆無と言っていいという意見も社員の中から出ていました。

では、なぜ使用してはいけないのでしょう。私たちはそこからサプライヤーや、社員の啓蒙を始めました。 RoHS指令で示されている有害化学物質は、長年使用された製品を廃棄したり、リサイクルされずに埋め立てをされた場合、長い年月をかけて有害化学物質が溶け出して、土壌や地下水を汚染する恐れがあり、それがやがて人の口に入る食物や水になり、人類の存続そのものに影響を及ぼしてしまうことが懸念されているのです。(表1)

つまり私たちの世代のみならず、子供たちやそのまた子供たちへ、好ましい環境をそのまま引き継いでいこうというのが真の狙いです。未来の人々のために、今から対応をしていけなくてはいけない。それがRoHS指令なのです。

(表1)RoHS指令6物資が人体に及ぼす影響

四肢の麻痺、貧血、食欲不振、頭痛など
水銀 皮膚/目への刺激、肺水腫、腎障害、運動失調など
カドミウム 目の刺激、衰弱、肺気腫、腎障害、食欲不振、イタイイタイ病など
六価クロム 皮膚、粘膜の潰傷、気管支炎、腎障害、肺ガンなど
特定臭素難燃剤
PBB
甲状腺ホルモンかく乱作用催奇形性など
特定臭素難燃剤
PBDE
甲状腺ホルモンかく乱作用、ダイオキシン類似毒性など

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オーエスグループの取り組み

オーエスグループでは、今後のグローバル化を予測し、その対応と環境への取り組みのため(前出)、電子機器以外の製品においても、RoHS指令6物質の不使用に取り組みました。
特に製品全体に使用されているネジ類は約120種類、ボルト・ナット類は約140種類を数え、六価クロムから三価クロムへの変更は、代替部材の手配を含め大変な労力とコストをかけることとなっています。私どものような企業にとってこれは少なくない負担となっています。

できるところから始めよう!

企業は多くのステークホルダーに支えられており、環境・品質に対し妥協をすることは許されません。またCSRの観点からも将来に向けた重要な取り組みと捉えております。 「できるところから始めよう」を合言葉に、部品・部材・半製品の「化学物質含有調査」をサプライヤーに依頼することからスタートしました。1社、1社、丁寧にオーエスグループの取り組みを説明し、代替品を探す作業を行い、現在の対応までに至りました。
グローバル化を目指すオーエスグループでは、RoHS指令で禁じられる有害化学物質の不使用を始め、人に・地球に優しい物づくりを目指していきます。

(参考)
  • RoHS指令6物質規制数値
  • 鉛:1000ppm以下
  • 水銀:1000ppm以下
  • カドミウム:100ppm以下
  • 六価クロム:1000ppm以下
  • ポリ臭化ビフェニル(PBB):1000ppm以下
  • ポリ臭化ビフェニルエーテル(PBDE):1000ppm以下

※対象製品は、全ての構成部材で上記物質の含有率を指定の数値以下にする必要がある。
※なお、適切な代替手段がない場合などには、一定の範囲で適用が免除されることも規定されています。

株式会社オーエスエム

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